桜ノ岡遺跡1 土器の違いによる時期差の推定

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桜ノ岡遺跡1から出土した壺形土器に注目し、時期の差を検討します。SK1014とSK1016は、同じような集石土壙ですが、そこから出土した土器の文様の「違い」を検討すると、どちらの方が古くてどちらの方が新しいかを知ることが出来ます。
 その「違い」がわかるでしょうか?
 「違い」は、壺の口縁端部(下図参照)の凹線の有無です。つまり、凹線はある時期から施されるようになったこととが知られています。このため、凹線文が施された土器が多く出土する遺構は、その時期より後に作られた土器が埋まっていたことになります。
 SK1014では壺の口縁部端部に凹線文があるものが2点しかありません。SK1016では、半数近い壺形土器の口縁部端部に凹線文が施されています。このことから、SK1014よりもSK1016の方が新しいと考えることが出来ます。
 桜ノ岡遺跡1では、凹線文の無い土器が出土する遺構と、凹線文のある土器が多数出土する遺構があり、凹線文の出現時期をはさんだ前後2段階に分けることができると考えられます。

土壙墓SK1014から出土した壺形土器 土壙墓SK1016から出土した壺形土器
SK1014出土土器1 SK1016出土土器
SK1014出土土器1 SK1016出土土器1
SK1014出土土器3 SK1016出土土器2
SK1014の検出状況 SK1016の検出状況
集石土壙SK1014の検出状況 SK1016の検出状況

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