遺跡紹介

古城(ふるしろ)遺跡A地点

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A地点の概要

 今回の調査では、遺構面を形成する土壌にマンガン粒や鉄分が多量に含まれ、下にはこれらの沈殿槽が確認でき、犂(すき)跡や水稲の稲株と思われる痕跡などが検出されたことから、水田土壌と認定されます。

 検出された多くの溝状遺構は、耕作に関連した遺構であると思われます。特にSD1002は等間隔に南に延びる溝の痕跡があり、調査区南部で検出されたSD1006と直行するものと考えれます。また、SD1004はSD1002やSD1006とつながる可能性もあります。

 平行して並ぶSD1002-SD1006-SD1007間は、それぞれ約10m間隔で構築されています。これは一町区画(一坪・一辺約109m)を細長く十等分して一反とする長地型の条理地割と符合しています。古代では一坪を二等分して、さらに五等分する半折型が多いのですが、牛馬耕開始以来、牛馬を用いた耕作の効率を高めるに都合のよい長地型に変わっていったとされます。本遺跡では犂(すき)跡が検出されていることから。中世(牛馬耕開始以降)の水田区画の規模を示す一資料となると言えます。

 これらの遺構は水田土壌から出土した緑釉陶器や土師質土器の釜などの出土品から10世紀前半〜13世紀の時期が考えられます。

A地点遺構配置図
A地点遺構配置図
調査前の古城遺跡 大きな溝が検出されました。
調査前の古城遺跡 大きな溝が検出されました。
溝のたい積の様子 出土した土器
溝のたい積の様子 出土した土器

B地点

C地点

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