遺跡紹介

青谷遺跡

もとのページに戻る

遺跡の紹介

 青谷遺跡からは、旧石器時代のナイフ形石器、横長剥片、縄文土器・石鏃、弥生土器、須恵器、土師質土器、陶磁器類など多種にわたり出土しました。
 特に、チャート製の石鏃は、石材利用の点から注目できる出土品です。チャートを産する三波川帯・秩父帯である険難地方では、廿枝遺跡、古屋岩陰遺跡ではチャートを主体とするが、石材としてはサヌカイトも優勢で、時代が下がるほどにその傾向が強いと言われています。吉野川流域地方では、小型の剥片石器の素材はほとんどがサヌカイトですが、チャート製の剥片石器は、赤坂遺跡(2)の石核、桜ノ岡遺跡(3)の細石器、金蔵〜上井遺跡の旧石器群、前田遺跡の有舌尖頭器、柿谷遺跡のナイフ形石器などその例は増加しています。これらの例は旧石器または縄文時代の古い時期にあたるもの考えられ、本遺跡も同様で、県南地域との交流を考える上で貴重な資料の一つと言えます。

青谷遺跡全景 南から 調査前状況 北から
青谷遺跡全景 南から 調査前状況 北から
出土石器1 出土石器2
出土石器 8,10,11,27はチャート製

遺跡のデータ

遺跡名 青谷遺跡
あおだにいせき
所在地 徳島県板野郡上板町引野字青谷25-1他
とくしまけんいたのぐんかみいたちょうひきのあざあおだに25-1ほか
北緯 340724
東経 1342325
調査期間 1990/05/10-1990/09/12/1991/11/19-1991/12/12
調査面積(u) 3110/870
調査原因 四国縦貫自動車道建設に伴う発掘調査
遺跡概要
遺跡の種別 散布地住居
主な時代 旧石器/縄文/弥生/古代〜中世近世
遺構 土坑-土壙墓-溝-土坑
遺物 旧石器/縄文石器/弥生土器+弥生石器/陶磁器
特記事項
報告書 書名 赤坂遺跡1・赤坂遺跡2・赤坂遺跡3・金蔵〜上井遺跡・天神山遺跡・青谷遺跡
副書名 四国縦貫自動車道建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告1
シリーズ名 徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第1集
発行 徳島県教育委員会
財団法人徳島県埋蔵文化財センター
日本道路公団

もとのページに戻る