| 遺跡の内容 |
- 縄文時代・弥生時代・中世(鎌倉〜室町時代)の集落遺跡
- 宮ノ本遺跡は,那賀川によって形成された縄文時代から中世にかけての集落遺跡である。
現在までに4つの生活面を確認した。それぞれの時代は,鎌倉〜室町時代の中世〈第1面〉(約800〜500年前),弥生時代前期末〈第2面・第3面〉(約2,300〜2,200年前),縄文時代晩期〈第4面〉(約2,500年前)である。
- 主要な遺構として竪穴住居があり,縄文晩期の遺構面で6基
,弥生前期の遺構面で2基確認した。平面形はすべてほぼ円形で直径は4〜6.5mである。
- 徳島県下の縄文晩期から弥生前期にかけての遺跡としては,庄・蔵本遺跡(徳島市),大柿遺跡(三好町)などがあるが,当該期の住居が検出されたのは初めての事例である。
- 縄文時代後期までの遺跡の多くは狩猟採集に適した段丘上や山地に位置し,縄文時代晩期から弥生時代になると水田可耕地である低地に移る。
- 宮ノ本遺跡では,弥生時代の穂積み具(石庖丁)が出土しており,稲作を行っていたことが明らかである。縄文時代の稲作に関わる遺構や遺物は得られていないものの,生業が転換する時期の集落として重要な価値をもつ遺跡であるといえる
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