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Gl 調査地の様子
黒谷川郡頭遺跡は、板野郡板野町大寺にあり、弥生時代の後期後半から古墳時代の初頭にかけて、旧吉野川に面した低湿地に形成された徳島県内有数の遺跡です。
赤色顔料である朱の精製を行っている、数少ない集落であることが確認されました。
調査区で見つかった竪穴住居跡や溝からは、朱の精製用具である石臼・石杵や多量の土器が出土しています。朱は、この時代、徳島県の特産物です。 |
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G2 朱の精製工房跡
直径7〜7.5mのいびつな形をしていますが、他の住居跡に切られた、弥生時代終わりの竪穴住居跡です。
この住居跡の中心の柱穴から、石臼として使用されたことが認められる平たい石が見つかりました。また、床にかためて置かれていた石に、擦り込んだ痕があるため、朱の精製が行われていたことが考えられます。住居の壁をつくる周りの溝が見つからなかったことからも、工房跡だということが分かります。 |
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G3 朱の原料
朱の原料である辰砂(天然の水銀朱)は、この時代には阿南市若杉山遺跡で掘られていたことが確認されています。若杉山遭跡で、あらくつぶした辰砂を黒谷川郡頭遺跡に運び、より細かな粉にしたと考えられます。
赤色顔料である朱は復活と再生の意味をもち、当時たいへん貴重なものでした。
写真提供 徳島県立博物館 |
 
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G4 石臼
G5 石杵
石臼も石杵も、砂岩質の自然石を利用しています。特に石杵は全体を入念に磨いてあります。石臼に砕いた辰砂を置き、石杵で根気よく押しつぶしたり擦り込んだりしながら細かい粉にしていきます。実際、出土した石臼と石杵にも朱の付着が認められます。 |
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G6 朱の付いた土器
集落の井戸や溝の跡から、朱を精製するための容器に使われたと考えられる、内側に朱の付着した土器片がたくさん見つかりました。 黒谷川郡頭遺跡では、弥生時代の終わりごろに朱の製品化が行われていたことを示すものでしょう。
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